会社を神楽坂から錦糸町に移転しようか、なんて話が出たので、ちょっと調査。
東西線南行徳に住む僕としては、そのルートが気がかり・・・。
錦糸町は東西線東陽町駅から北に約3kmなんですが、この間に路線はないので電車で通勤する場合必然的に都心側に出てから引き返すコースとなります。
料金を優先すると、原則1社の路線を使うのがもっとも安いので、東京メトロ線のみで行くコースがまず考えられます。半蔵門線錦糸町駅までの最短距離順でご紹介。
※かっこ内は運賃・定期1ヶ月・所要時間(10時10分出発)by ハイパーダイヤ
- 日本橋で銀座線乗換・三越前で半蔵門線乗換(230円・8500円・47分)
- 大手町で半蔵門線乗換(230円・8540円・47分)
- 九段下で半蔵門線乗換(230円・8620円・47分)
の3つです。1は銀座線と半蔵門線の乗換が5分、2は6分で、3は3分ですので、乗換がもっとも楽なのは3。10時10分出発の場合、どのルートでも最終的に同じ電車で到着するため時間が一緒です。また運賃はどのルートでも変わりません。ただし、定期運賃は乗車距離で計算するため差があります。
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ここで表題の路線検索を困らせる件。
goo路線(JRトラナビ)では、九段下経由の場合、九段下で半蔵門線に乗り換えて錦糸町まで1本のはずなのに、都営新宿線の住吉まで行ってから半蔵門線に乗り換えるという不思議な行動に出るようです。料金は450円で高くなってしまってます。
駅探の場合は、南行徳−錦糸町を九段下経由で検索すると混乱するようで、最安料金でも「新宿線に乗り換えて馬喰横山で総武線に乗って」しまいます。またgoo路線と同様、住吉で新宿線から半蔵門線に乗り換えるコースも出ます。経由地で乗り換えるかどうかが選択できるのがGoodなのですが、それが逆にアダになっている気もします。
これらは、乗換回数最小、料金最安、時間最短の「大手町経由」よりも実質的に距離が長くなってしまう九段下経由ルートというのを想定していないのかもしれません。それによって、乗換回数が増えたり運賃が増えるのはそれだけ運賃計算って複雑なのだということなのかも。
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実際の最短距離は、「門前仲町で大江戸線に乗り換え、次の清澄白河で半蔵門線乗換」のコース。乗車時間は37分ですが運賃は450円(定期18,390円)となります。
東京メトロと都営地下鉄の間には、乗換割引がありますが、メトロ−都営−メトロのようなルートでは後の乗換は割引がありません・・・。
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さらなる最短距離は東陽町−錦糸町間をバスにすること。バス乗車時間は15分ぐらいで運賃は200円。合計390円でなかなかですが、かなり交通状況に左右されます。
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そして総武線コース。大手町から東京駅で総武快速線に乗り換えるコースが39分で380円です。定期は12,860円。大手町はちょっと離れていて、総武快速線も地下深いので東京駅での乗換が10分。
総武線経由コースといえば逆へ進んで西船橋を経由することもできますが、西船橋から錦糸町は東京都区内ではないので運賃が高くなり合計480円となります。
JRには「山手線内」「東京都区内」「電車特定区間」「大都市近郊区間」というような運賃体系のため、ルート選びによって運賃が変わるので注意(JR駅同士だとその中での最安料金となります)。