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2008年8月18日 (月)

お国のため。

NHKで「お国のために死ねますか?」という問いに対して、「『国のために死ね』などと言う国は滅ぶべきだ」という意見がありました。ある人は「今の日本は命を掛けるだけの価値はない」と。考えさせられました。確かに「国のために死ぬことを求める国」は良い国ではない。今のように「政治のための政治」という方向に流されている日本政府や官僚には命を預ける価値はないでしょう。

しかし、そのような考え方がイコール「日本への愛国心がない」のではなく「日本の状況をそれほどに憂いている」という、これもまた愛国心なのだと思います。NHKの大河ドラマ「篤姫」も、薩摩藩士が日本の状況を憂いて命をも捧げる覚悟をする、という時代にさしかかってきましたが、さて、私たち国民は何ができるのか、それをじっくり考えなくてはいけない時期になっているのだと感じます。

「国のために死ねる」という言葉を愛国心の「レベルゲージ」として考えるのなら、日本政府は「お国のために死ぬことを拒否するな」という教育をするのではなく、まず「お国のために死ぬことをいとわないほどに愛される国」になる努力をしなければならないのですが・・・さて、そのような努力を日本という国、そしてその政府はしているでしょうか。

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8月6日は広島の原爆の日。8時15分にサイレンがなりますが、ここ都城では午前10時にも再びサイレンがなりました。同じ日、都城市では最大の空襲があったためです。戦時中に3つの飛行場が作られ、また多くの特攻隊員が飛び立ったと言われるこの地にはそれだけ爆撃されることも少なくなかったようです。

実家はその飛行場の跡地付近に広がっている住宅地にあります。遠くまで長く続いている直線道路が多く当時の滑走路を思わせますし「○○のあたりは飛行機の格納庫があったのよ」と教えてくださる方もいます。正確な地図をみたことはありませんが、この広い空にこれから命を散らす若者たちが飛び立ったのだと思うと・・・。

そんな戦争から63年。
今のどこか閉塞した世界の状況では、次なる戦争がいつ起こるとも限りませんが、悲劇が繰り返されることがないように、日々祈りを捧げたいと思いました。

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コメント

そうですね。戦争は悲惨でもっとも愚かな行為ですが、今も世界の各地では戦争が絶えません。悲しい事です。
しかしNHKも、今の日本の世情で「お国のために死ねますか?」などという質問を、よくも臆面も無く出来たものだと呆れます。返ってくる答えを想定してのヤラセみたいなものです。
難しい問題ですが、あなたの言われるとおり、愛される国づくりと教育の再生は、急を要する必是でしょうね。

投稿: | 2008年8月18日 (月) 02時04分

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