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2009年1月16日 (金)

鼻風邪だった&最近の医療を考えた。

耳鼻咽喉科に行ってきました。あの季節が近づいていますから。

花粉症の症状を抑える予防的な薬(正確な表現ではないです)を花粉飛散が始まる2週間ぐらい前からのむので、その診察。通常は薬だけでよいのですが、毎年1回は診察をきっちり受けます。

で「鼻風邪っぽいね」と診断されました。確かに、正月過ぎぐらいに「寒気」と「けだるさ」があったのですが、そもそも氷点下4度で「ただ寒い」&「正月明けでだるい」んだと思っていたんですが、今週になって「鼻が詰まって夜中息が苦しい」なんて状態になりまして、・・・そうか鼻風邪だったか。

とにかく、薬が出てよかったよかった・・・なんですが、この耳鼻科は予約もインターネットで出来るし、待ち人数が分かるし、先生も安心できるしと人気が高い。花粉症の季節はごった返します。

で、残念ながら、この時期に限って窓口の方に横暴な事務員のお姉さんがいまして、コンピュータ化されたやや複雑な手続き方法をちょっと間違ったおじいさんを怒鳴ったりしてるのを見ると、正直「ギャフン」と言わせたくなります。

医療に従事している方も人間ですからイライラはあると思うのですが、この手続き方法を間違うというのは「間違わないように設計されてない」という病院の問題もあります。混雑期でなければ全く問題がないシステムも、この時期は混乱の元になっているようです。

てなわけで、救急搬送の問題をちょっと思い出したのです。

「医師は応召義務を果たしていない」、ネットで物議[Yahooニュース]

「医療問題にまつわるひとつ目のキーワードは、医師の応召義務。医師は、医療業務を独占している。独占しているのだから、必ず義務も出てくる。それが、応召義務。たとえば電力会社は、すべての国民に電力を供給しなければならない。その代わりに、地域の電力供給を独占できる権限が付与されている。つまり権利と義務を、同時に持っているのだ。へき地だから電気を供給しない、儲からないから送らないというとはできないのである。医師は、医療業務を独占していながら、応召義務を果たしていない。これが医療のもっとも本質的な問題だ。東京や奈良のたらい回し事件もそう。自分の施設が満床だったら断るということが、習慣化されてしまっているから起きる。『施設完結型医療』を前提にしているなら、応召義務も果たしてもらわなければ理にかなわない」

ということで・・・これが徹底されていれば確かにたらい回しは起こらないはず。しかし現実的には、医師不足の現状ではどうしても受け入れ不能の場合もあるわけです。

ふと思うのですが、本来「応召義務」を否定せずに受け入れが断れるのは「うちの病院で治療の順番待ちをするよりも、他の病院に当たった方が治療が早い」と判断される場合に限られるべきだと思うのですが、現実は「うちが見なくてもどこかの病院が受け入れるだろう〜」みたいな状況になってしまってるんじゃないかなと思ったりも。

都市部で受け入れ拒否の事例が多いように感じるのは、それだけ救急対応病院が多くて「うちで診なければこの人は亡くなってしまうという状況ではない」という妙な安心感があるのかなと想像してしまいます。

元々救急搬送のルールで「最初に連絡するを3病院を順位付きでピックアップしたら、その中のどこかは受け入れなくてはいけない」のような制限があるだけでも違うのかなと。もちろん法律的な面だとか、医師の待遇改善だとか、患者側の意識とか、すべてが変わらないとダメなのかもしれませんが・・・。

で、最近自分はこう思うようになりました。
「もし救急車で受け入れ拒否されて死んでしまうことがあっても、もともとは助からなかった命だと。自分はそのように受け入れるしかないんだろうな」と。

もちろん、これまで亡くなった人の遺族の皆さんもそう考えるべきだ・・・というのではありませんが、こういう状況が改善されない限り、そのように受け入れる覚悟だけは必要になっているような気がしてならない・・・。

実は地元、都城の救急病院市内で人口が多いエリアから離れた県境付近にあります。ほとんどの人は30分ぐらい搬送時間がかかりますし、一番遠いところだと1時間以上になるのではないかと思います。もちろん、県境なので鹿児島県内からの搬送も前提にあるのかもしれませんが、実際は「あの議員さんの力らしいよ」という噂も。

そんな地元にも、近々2つめの救急病院が建設される予定があるようで、こちらは市の面積的な中心地で、かつ高速道路のインター付近で、2次転送にも便利だし、より広い範囲の受け入れができる・・・という考えがあるようです。一人暮らしの母をもつ身としては、医療の充実も安心材料です。

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コメント

「もし救急車で受け入れ拒否されて死んでしまうことがあっても、もともとは助からなかった命だと。自分はそのように受け入れるしかないんだろうな」
という結論に達するのは素晴らしいことだと思います。
以前は
「もし病院で診てもらって死んでしまうことがあっても、もともとは助からなかった命だと」。という受け止め方が主流でした。
これが
「もし病院で診てもらって死んでしまったのなら、病院・医師のせい」。という受け止め方をされるようになったのがここ数年。司法もその後押しをして「万全の体制でないと診てはいけない」としたものだから、受け入れ側の敷居があがってしまいました。
そのため
A.数年前であれば診てもらえたケースが診てもらえない結果死亡
B.数年前であれば安易に診ていて助けられなかったが敢えて他にまわすことで結果助かった
というケースが出るようになったと思います。
B>A であるならこれは良い改革だったと言えることでしょうが、現実はAにばっかり注目されるので、憤りを感じている人が多いようです。またそもそも国民や司法の要請で始まった改革なのにそれで叩かれている医療側の士気も著しく下がっています。そこでBAなのかの不毛な議論をするよりは、発想を変えてA=Bであるという観点にたてば
「もし救急車で受け入れ拒否されて死んでしまうことがあっても」は「もし病院で診てもらって死んでしまうことがあっても」とイコールで結ばれます。不毛な議論をすることなく、以前に落ち着いていたのと同じ結論に達するわけです。

あと「「うちが見なくてもどこかの病院が受け入れるだろう〜」みたいな状況になってしまってるんじゃないかな」というような状況はどこにもありません。

投稿: ぽ | 2009年1月24日 (土) 13時56分

うーん 諦めも肝心かもしれませんね。

私は最近知ったのですが

応酬義務は診療に従事している医師に適応されます。
つまり業務時間内ということです。
夜に診療を従事している医師は夜勤医
入院患者の急変時に備えているのが当直医
電話連絡や火の元の用心に備えているのは宿直医または管理当直医だそうです。
夜勤医以外は診療に従事しておらず、労働と認められないそうです。だから翌日も仕事をするし、夜間割り増し手当ても無いそうです。

問題は殆どの病院に夜居る医師は宿直医や当直医であり、夜勤医は少ないそうです。
たいていは業務外の医師のボランティアで外からの診療の求めに応じているそうです。

私はそれを知った時、ものすごくショックを受けました。救急外来で当たり前に受診していたことが恥ずかしくなりました。
本来、診察する義務のない医師に負担をかけていたことに申し訳なくなりました。

投稿: くれくれ | 2009年1月24日 (土) 05時48分

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