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2010年3月22日 (月)

日本の人口の半分がradikoを聞けるという現実(5350)

radiko開始から1週間。一通りの番組がradikoで配信されたことになります。 FMケイタイがスポンサーの民放FMキャンペーン番組もradikoで放送されるというのが、なかなか。肝心のFMケータイ対応の携帯をauはほとんど出してない。

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↑などはたぶん久々なんじゃないかと。

auの携帯電話で共通に使っている基本ソフトの事情もあったり、小型化・低価格化のためにチューナー部品を削ったり。さらには、Bluetoothが標準的に搭載されるようになって、イヤホンコードをアンテナとして使うことが難しい状況ができたり。あまりFMケータイにとっては良くない状況。

デジタルラジオも実験はしていますが、MediaFLOとか新しいメディアへ移行しようという考えがあるので、どの局も積極的ではないし、実質的に東京タワーが見通せるような都心でないと受信もままならない。

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その結果・・・というわけではないですが、既存のラジオはインターネットに活路を見いだしたところ。これまた、携帯端末では現状聞けません。実験なので、将来的に対応する可能性は残っていますが、PC的なスマートフォンはともかく、携帯電話の方がそう簡単ではないらしいです。

auのように通信量そのものに制限があるキャリアもあり、つまりは回線が無駄に混雑するからです。なので、聞ける場所ではFM電波で、それ以外はネット回線でと自動的に切り替わる仕組みでもできない限りは難しいかも(それだとギリギリの場所はどうなるんだという問題もありますし)。

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「radikoを全国で聞けないのはおかしい」というのはモンスター的と書きましたが、実際のところは、6000万人近くがエリア内にいる計算になります(判定が完璧である前提ですが)。

つまり、人口の約半分がサービスを受けられる。実験としては十分ですし、普段聞けるはずのリスナー(放送が対象としている人)が聞けるようになることが目的で、「普段聞けないリスナーが聞けるようになるとどうなるか」も価値があることだけど、まずはエリア内。

地域制限の"大義名分"とか"建前"は「難聴取対策」と言われていますが、ニュアンスを考えると「難聴取リスナーは実際はごく少数で、本心は地方のリスナーを閉め出したいだけだ・・・」と思っている人もいるかもしれません。しかし「地方のリスナーを閉め出したい」ということは考えているはずもなく「もともと聞けない地方のリスナーのことは考えない」が正確な表現かもしれません。"難"聴取というのも地理的なものでなく、多少聞きにくい=音質が悪いだけでラジオから離れた人も含むので、実際は相当数いると思われます。

ラジオ局は公共サービスなのに、なんて悪い考えだ・・・とは、自分は思わないのです。電波でも聞けない局が聞けないうちは特別怒りません。インターネットというものでそれが可能になっているからといって、可能であることとは別の話ですから(自分でエリア内にパソコンを置いたりして、それを自分だけに配信して聞くのは全くもって自由だとは思います)。

民放ラジオは101社ありますが、人口の半分を占めている今回のradikoエリアにはたった21局のラジオ局、残り80社が残りの人口に向けて放送している。なんとなく歪で、都市部と地方で資金力に差が出てしまう。

もちろん、関東のように平地ばかりでなく山が多いことも関係しますが、法律(というより契約)によってある程度営業地域を府県境で保護しているからこそ成り立っているだけで、radikoを全国展開するとなるとそれが取り払われ、経営が厳しくなるラジオ局もありそうです。

いずれ、合併とか経営統合はある程度必要かもしれません。「地域情報を発信するためには各県に1つは必要だ!」とラジオ局は反論するのかもしれませんが、FM局にはニュースと天気予報以外、ほとんど東京発の番組ばかり流しているところもあるわけで、そんな"建前"より、本当に必要な地域情報を流しているのかを考えて欲しい・・・と思います。

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FMは平地では飛びやすいですが、山がちな日本で山を越えるのは無理。県域なんていう経済圏でもない非現実的な枠にこだわらず、コミュニティ放送が、ラジオごっこから本格的な放送に昇華させた方が、自分はいいなあと思うんですけどね(J-WAVE垂れ流し・・・というコミュニティ局も少なくはないですが)。

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