MyMioの注意点。
前回はプッシュしまくったので、一応欠点を上げてみようかなと。
- 手差し給紙機構がない
ブラザーの場合、後ろから手差しで紙を入れる機構はありません。CDレーベルプリントをしない限りは本体の背中を壁につけてしまってもOKで、本体内にもそのための空間がないので、コンパクトです。
なので、給紙はすべてカセットから。A4普通紙とはがき・写真用紙用の2段の給紙カセットになってますが、普段使う用紙以外をちょっと使いたい場合も、カセットを出して差し替える必要があります。
紙が必ず本体奥で折り返して出てきますので、あまりに厚い紙は使えません。はがきぐらいが限界と思って置いた方がよいです。
あらかじめ切れているラベル用紙などは反り返るとはがれる(そうやってはがしますよね)ので使えません。無理に使うと壊れます。切れてないラベル用紙は大丈夫だと思いますが…。
同じような理由でミシン目が入った名刺用紙も使えません。折れ曲がると本体に詰まるから。もちろん、ミシン目なしの用紙ならばOK。
多種多様な用紙を使う人には向かないのかもしれません。
- CDレーベルプリントは印字が薄い
個人的には必要としない機能だったので使用してないのですが、口コミを見ると「薄い」「薄い」と話題です。2回刷りする方もいるようで。
とりあえずCDのレーベル面に何かを印字できる機能、と考えるのが吉。
- 普通コピー紙への印刷は全体的に薄い
どのプリンタでも、安売りされているコピー用紙での印字品質は高くはないのですが(店頭の印字サンプルはどのメーカーもメーカー純正のインクジェット紙)、特にブラザーのはコピー用紙が苦手な気がします。インク控えめなのかもしれません(裏を返せばエコ)。
少なくともインクジェット専用紙があった方がよいと思います。純正でなくともインクジェット用の普通紙ならばOK。
あとは、プリンタドライバの設定で「きれいに印刷」を選んだりすると、濃いめに出ます。
BROTHER 専用A4上質普通紙250枚 BP60PA
MyMio専用。インクとの相性はいいみたいです。インクジェット専用にありがちな「妙に紙が厚い」こともなく。
- 黒インクが詰まる…という問題が起こることがある。
3色のカラーインクは染料、黒インクは顔料。顔料は紙に染みこみにくく、くっきりとした印字ができる特長があるものの、その分ヘッドが詰まるということがあるようです。
ただし、純正でないインクを使った場合によく起こっているので、できる限りは純正インクを使いたいところ。
純正を使っている場合は無償修理ですが、そうでない場合は保証期間とはいえ有償になりますので(インクの成分検査をするらしい)。Brother インクカートリッジ お徳用4色パック LC12-4PK
Amazon価格で3,200円程。他社とそんなに変わらないのですが、某社のように印字前に盛大にインクを使ってヘッドクリーニングをすることが少なく、日々お掃除するBrotherなので(電源に繋がっていれば、あまりインクを使わずにヘッドクリーニングする)減りはそれほどでもないです。あ、欠点じゃないなこれは。
- インクじゃなくてエアが出る、ということが発生することがあるらしい。
←ブラザーのインクタンクは前。他のメーカーはヘッドと一緒に交換するので、本体上面をガバっと開けて交換する必要がありますが、ブラザーはその点、楽です。
その代わり、インクタンクから印字ヘッドまでチューブがありまして、そこをインクが通っていくわけです。運悪く空気が入って印字できないということが、ごくまれに発生するようです。
こういう機構のプリンタではまれにあるので、ブラザーに限ったことではないです。あまりに頻発するようであれば、サポートに相談が必要です。
ちなみに、この機構のおかげでヘッドの動きが軽快なので、印刷時も棚が揺れるような震動もなく静か、そして本体サイズが小さくできているようです。
今までキヤノンやエプソンを使っていた人が、印字してみて「えっ」と思うだろう欠点はこんな感じではないかなと。
もちろん、いくつか欠点はありますが、それぞれメリットとの裏返し=トレードオフなので、どうしても手差しが必要…という場合は手差し機構のあるものがよいかなと。
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